困ったときこそ酒と神様

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〖レビュー〗ロングジョンウイスキーの評価は?最適な飲み方は?

スコッチウイスキーのロングジョンを5種類の飲み方で評価し、最適な飲み方を試してみました。1本1,000円を下回ることも珍しくないという驚きの価格設定でありながら、2000円以上の価格帯のウィスキーに決して劣らない濃厚で分厚い味わいが特色です。

創業者のあだ名がそのまま商品名になった

ロングジョンのボトル

1825年にジョン・マクドナルドがイギリスの最高峰であるベン・ネヴィス山のふもとのフォートウィリアムに蒸留所を建てたのがロングジョンの起源で、何と200年近い歴史のあるウィスキーということになります。身長が193㎝で背も鼻も何もかも大きかったジョンは人々から「ノッポのジョン」(ロングジョン)と呼ばれ、それがそのまま商品名になるほど彼のウィスキーは評判が高かったのです。

ヴィクトリア女王も訪れた蒸留所

フォートウィリアムはスコットランドを一周する旅の途中で一度訪れたことがあります。真夏の8月であったにも関わらず薄手のジャンバーを羽織らなければならないほど気温が低く、また荒涼としたハイランド地方の渓谷が靄でかすんで見えるほど空気がしっとりとしていた記憶があります。そのような場所で熟成したウィスキーですから美味くないはずがありません。
ロングジョンは英国の高貴な人々に愛されますが、その中でもヴィクトリア女王は1848年に自らベン・ネヴィス蒸留所を訪問するほどロングジョンに魅了されていました。この時特別の樽を贈られたヴィクトリア女王は息子である後の国王エドワード7世が成人した際にこれを愉しんだといいます。

ロングジョンウイスキーの評価は?最適な飲み方は?

ストレート

ロングジョンのストレート

濃厚で分厚い味わいですがまろやかさもあり、それでいて若干の香ばしさがあります。後味も良く、口の中でフルーティーな味と香りが膨らみました。ストレートで既にバランスがとれており、強めのオールドといった印象です。

ロック

ロングジョンのロック

氷を入れることにより口当たりが良くなりましたが、それでもロックにしては強いと思います。柔らかくねっとりとした甘さで、ストレートとそれほど味わいが変わりません。とにかく濃いです。

水割り

次いで水で割ります。

ロングジョンとのるるんWATER

合わせる水は東急電鉄の公式グッズで、山梨県甲州市で採水された天然水である「のるるんWater」です。

トワイスアップ(1対1で氷を入れない)

ロングジョンのトワイスアップ

氷を入れてもそれほど変わらなかったロングジョンですが、水で割るとさすがにかなり滑らかになります。ピリピリ感さが弱まって、その分だけふんわりとした甘さを感じることができるようになりました。ウィスキーとしてのボディーがしっかりとしており、水で割っても崩れません。

ハーフロック(1対1で氷を入れる)

ロングジョンのハーフロック

氷を入れて冷やすことにより引き締まるのですが、それにより良さが凝縮してより際立つ場合と、デリケートな味わいが飛んでしまう場合があります。
ロングジョンの場合はこのどちらにも該当せず、むしろ良さが薄まってしまったように感じました。「スッキリとした砂糖水」といったような味わいです。

ハイボール

ロングジョンとサントリーのトニックウォーター

合わせる炭酸はサントリーのトニックウォーターを使用します。いろいろ試しましたが、私にとってはこれが一番具合がいいようです。

ロングジョンのハイボール

酸味と甘みの調和がとれておりスッキリ爽やかといった味わいとなっていました。これまでとは一変した、シャキーンとした飲み物となっています。甘み、酸味、コクが並立しています。

究極の安くて美味しいウィスキー

一本1,000円を下回る価格のウィスキーとしては驚きの味わいで、ハーフロック以外は2,000円台のものにも決して劣っていないと思います。コストパフォーマンスとしては驚きのものがありました。

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