下谷神社の大祭限定御朱印が2時間待ちという状況であったので、御朱印帳を預けてから出来上がりを待つ間、合羽橋を散策することにしました。
かっぱ橋道具街は東京メトロ銀座線「田原町」駅徒歩5分の場所に位置し、浅草通りと言問い通りの間の街道沿いに170以上の調理・厨房備品の専門店が軒を連ねています。電器の秋葉原、衣料品の横山町と並んで東京三大問屋街と称され、ここに来たら無い物は無いとまで言われています。
かっぱ橋道具街のシンボルであるビルの屋上の巨大なコック像が訪れる人々の目印です。
道路の両側に専門店がずらりと並んでいます。
約200年前この地は水はけが悪く、度重なる洪水に人々が難儀をしているのを見かねた合羽屋喜八が私財を投げうって治水工事を始めますが難航します。それを見ていた隅田川の河童たちが夜な夜な現れては人知れず工事を行って喜八を助けました。そしてついに工事が完成しましたが、その時河童の姿を見た人はその後運が開け商売が繁盛したと言われています。道具街のなかにはかっぱ河太郎の像が建立されています。
大正元年にこのあたりに数件の道具商が店を構えたことが道具街のきっかけとなりました。毎年10月9日(道具の日)前後に「道具まつり」が毎年開催され、期間中は道路が歩行者天国となり大変な人出となります。
お椀、箸といった漆器の専門店です。
多種多様な調理器具が山と積まれています。
綺麗な器が並んでいます。
老舗の釜浅商店です。
鉄製のフライパンや中華鍋、羽根つき釜、包丁がメインの店です。
「古式炊飯術」とはどのような術なのでしょうか。
合羽橋ではこういうウソみたいなサイズでもちゃんと店頭に並んでいます。
陶器類の専門店も数多くあります。
クッキー・ビスケットの抜型だけでもこれだけの種類があります。
外国人にも大人気の商品サンプルの専門店です。この配慮は嬉しいですね。
とにかく見てください。
かっぱ橋道具街はプロが道具を揃えに来る場所ですが、一般客も歓迎してくれます。料理への関心の有無にかかわらす誰でも楽しめるテーマパークのような街です。
私もこれまで合羽橋でいろいろな物を買いました。他の場所にはなかなか無いのが数年前の道具まつりの際に格安で購入した「一合釜」です。
せっかくですからここで一合釜を使ってご飯を炊く方法を記します。
釜に一合のコメと水を入れて一時間コメに水を吸わせます。
水の量はワンカップのくびれた部分までです。(約180㏄)
釜がでかければガスも全開でいいのでしょうが、なにせ小さいので火加減はこれくらいにしています。
ぶくぶくと噴きこぼれてきたら火加減を弱めます。
ここから弱火で10分、その後火を止めて10分蒸らします。
このような炊き加減になりました。
カセットコンロと水も常備しているので災害等により全てのライフラインが止まってもご飯だけは炊けます。(これを書いていて心配になったので久しぶりにカセットコンロを動かしてみたらちゃんと火がつきました。)
新たに買いたいと思うものは特になかったため今回は本当に散策だけで終わりましたが、10月の道具祭の時にはまた来てみたいという気になりました。
皆様も一度訪れてみてはいかがでしょう。
◆合羽橋周辺で頂ける御朱印
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