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横浜でプロ野球を観戦したら疲れ切った理由

何の前触れもなく唐突に「野球を見たい」という気分になり、先日横浜スタジアムで開催された横浜DNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズの試合を観戦してきました。

 

プロ野球を見に球場へ行くというのは本当に久しぶりで、前回はいつだったか全く記憶にありません。松坂大輔がまだ西武にいた時代、新聞で予告先発を見て「松坂が投げるなら見に行こう」と西武球場に行ったことは憶えています。その後もどこかに行っているはずですから、今回は恐らく10数年ぶりではないかと思います。

 

野球というスポーツは球場で見るとスピード感がテレビと全然違うと感じていました。

ランナー1塁という状況で打球が外野手の間を抜けていく。2塁を駆け抜けたランナーが3塁も回る。外野からボールが戻ってくる。さあ間に合うか、間に合わないか。画面がガチャガチャ切り替わるテレビではこの一連の流れの持つスピード感というのはわかりません。

 

そして何より屋外の広々とした空間で弁当を食べながら、ビールを飲みながら野球を見るというのは気持ちのいいものです。私は大学で柔道をやっていた関係で武道館に行ったことは何回もありますが、屋内競技の場合どうしても爽快感というものに欠けるのです。

そんなこんなでここしばらく悶々とした日々を送っていた私は、野球でも見に行けば少しは気分が晴れるのではないかと思ったのです。

 

私は楽天ファンなのですが、町田に住む者としてパリーグの球場はどこも遠くて行けません。巨人は嫌いなので東京ドームに行くつもりはなく、行くとしたら神宮か横浜です。日程を見るとちょうど横浜でヤクルト戦があるようなのでレフト側の外野席をネットで押さえて出かけました。

 

横浜対ヤクルトと言うそれほどの人気球団でもない、この時点でBクラス同士の対戦でしたが、関内駅を降りると球場まで人の波となっていました。

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球場で野球を見る時に最初に胸がときめくのは入場ゲートから中に入り、階段を上ってスタンドに出る瞬間です。

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広々としたグラウンドの全景がいきなり目の中に飛び込んでくるこの瞬間がたまりません。

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試合開始20分前という事で両チームの練習もすでに終わり、ファンサービスのイベントが始まるところでした。

 

横浜球場に来たのは初めてでしたが、席が狭いのには閉口しました。隣に迷惑をかけないためには両脇と股をしっかりと締めておかなければなりません。幸運にも座れた時の通勤電車の席のようでした。柔道で腕拉ぎ十字固めを掛ける際のポイントの一つに股をしっかりと締めて相手の腕を固定するというものがありますが、「処女がはにかむごとく締めろ」という今は亡き師範の教えを野球場のスタンドで思い出しました。

前の席との間隔も狭く、どうやら試合中に席を外すには隣の人に通路へ出てもらうしかないようです。私はどちらかというとトイレが近い方なので、これは困ったものです。何はともあれ食料は確保しておかなければなりません。左隣の仕事帰りのサラリーマンが席を立ったすきに崎陽軒のシウマイ焼きそばを買いに行きました。ビールはトイレのことを考えて止めておきます。(写真の紙コップは隣のサラリーマン氏のものです。)

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球場入りしてまず感じたのはとにかくビールの売り子の数が多い。スタンドを動き回っている売り子のほとんどがビールで、アサヒ、キリン、サッポロ、エビスとサントリー以外の全てのビール会社が顔を揃えていました。そして大勢の売り子がみんな若くてかわいいのです。

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最近「美人すぎるビールの売り子」というキャッチコピーでデビューした芸能人もいましたが、自分がまるでアイドルのオーディション会場にいるかのような感覚になりました。

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セリーグはこれまであまり見てこなかったため横浜といえば筒香くらいしか知りません。ヤクルトではWBC戦士である山田とバレンティンの二人に注目しており、数が多い分少しだけヤクルトの肩を持とうという心境でした。横浜先発のウィーランドが先頭打者の山田にいきなりぶつけるという波乱の立ち上がりでしたが、その後はしっかりと押さえていきます。

 

ヤクルトの先発石川は今年でプロ16年目。身長167センチと小柄ながら、ころころ入れ替わるヤクルト投手陣の中で常にローテーションの中心であり続けた投手です。ところが先頭の桑原の打球がいきなりこちらに向かって飛んでくるではないですか。ボールはフェンスの上でバウンドして私の一つ前の席に落下。少年が握りしめているのがホームランボールですが、試合開始早々の出来事に見る側も気を抜いてはいけないと思わされました。

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石川はその後筒香にツーベースを打たれるも後続を断ちました。

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石川の球速は130キロ台が中心で外野席から見ていても決して速くないことがわかります。そして頻繁にツースリーまでなるのですが粘りのピッチングで横浜に追加点を与えません。このあたりがベテランの味というものなのでしょう。

 

侍ジャパンの4番である筒香には他の打者にはない迫力があります。WBCから戻ってきて調子を落としているということでしたが、何かやってくれそうな雰囲気が漂っています。

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そのため筒香が打席に入るとヤクルトの外野陣はフェンスに貼りつかんばかりの守備体型となりました。

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その後両チーム1点づつ取って試合は終盤に入ります。両チームとも先発投手がマウンドを降りて継投に入りましたが、1イニングを全力で押さえればいいリリーフ投手に変わった途端に明らかに球速が速くなりました。しかしここから試合が激しく動くのですから投手の実力というものは球速ではないようです。

 

山田が打席に入るとヤクルトの応援席は総立ちです。

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両手に持ったミニチュアバットを振り上げて「ヤマーダテツト!」と叫び応援歌を歌います。

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その甲斐あってか8回の四打席目にはこの日の初安打をセンター前に放ち、二盗にも成功しました。そして打席にはこの日既に2安打のバレンティンが入ります。

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バレンティンは期待に応えて三本目のヒットを放ちヤクルトは終盤で追いつきました。

 

ヤクルト応援団の名物は何と言ってもビニール傘を振りながらの東京音頭です。私はラッキーセブンの攻撃の時だけだと思っていたのですが、実際は点が入る度にやっています。右隣りの60代くらいに見えるおっさんもカバンから傘を出して振っていました。

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この応援スタイルは巨人に比べて著しく不人気だった時代に、少しでもファンが多くいるように見せかけるために始めたといいます。そしていちいち応援グッズを買わなくても誰の家にもある物という事で傘を使ったということです。以前は本物のビニール傘を振っていたような記憶がありますが、現在ではミニチュアの傘になっています。

一旦追いつかれた横浜ですがその裏すぐにチャンスがやってきます。ツーアウトから3番ロペスの物凄いライナーがサードのグラブをはじいてレフト線に転がりツーベースとなりました。プロの試合を球場で見ると打球の速さに驚くのですが、その中でもこのライナーの速さは際立っていました。

 

ランナー2塁で打者筒香ですから当然敬遠です。しかしこのときのブーイングは物凄いものがありました。

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この異様な雰囲気の中でともかく4球ボール球を投げなければならない投手は大変だと思いますが、これも野球の一つです。敬遠の意思表示をすれば4球投げなくても打者が一塁に行くというルール改正が検討されているようですが、私はそれには反対です。

 

最終的にこの回1点を勝ち越した横浜は9回にクローザーの山崎を投入します。ホームチームのファンにとって最も盛り上がる場面です。

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レフトスタンドから反対側を見ると青い斜面が揺れているように見えました。

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山崎は確か前の試合でも救援に失敗したはず。そんな大歓声が沸くようなピッチャーだっけと思いながら見ていると案の定四球で出したランナーを二塁に送られ、ヒットと犠牲フライで同点とされてしまいました。

最終回を乗り切るというのはそれだけ難しいという事なのでしょう。その点で楽天ファンである私にとって今年はかなり楽な気持でいられます。

 

最終的に延長10回の裏、1アウト3塁の場面でサードゴロで本塁に突っ込んだランナーがセーフとなって横浜のサヨナラ勝ちとなりました。極端な前進守備をとっていた三遊間に強いゴロが飛んでからホームのクロスプレーとなるまでの一連の流れを、レフトスタンドにいた私は一直線に見ることができました。バックホームされた球を受けてタッチにいくまでのキャッチャーの表情は目に焼き付いています。

セーフの判定に周囲では不満の声があがっていましたが、自宅で動画をみると3塁ランナーはちゃんとタッチをよけていました。確かにセーフです。

 

1点を争うスリリングなゲームだったこともあり、球場で見た試合は面白いものでした。今回それほど深く考えずにレフトスタンドに入りましたが、ヤクルトの応援はなかなか温かみがあり、あの小さなビニール傘を買って東京音頭の輪に加わったら楽しそうだと思います。

弁当とビールを楽しみながらという思いは座席の狭さと気温の低さに阻まれてしまいました。シウマイ焼きそばは試合開始直後に食べてしまい、その後は最後まで飲まず食わずでした。次はもう少し温かくなってから神宮に行ってみようと思います。

 

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