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早期警戒機E-2Cが空自に導入されたきっかけは私が子供の頃の衝撃的事件だった

厚木基地に離発着する飛行機の中でP-3Cと同じくらい頻繁に見るのが早期警戒機のE-2Cです。

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E-2Cはアメリカ海軍第7艦隊の空母ロナルドレーガンに搭載される第5空母航空団所属として厚木基地に配備され、その他に航空自衛隊のE-2Cが三沢基地と那覇基地に配備されています。

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最大の特徴としては背中の大きな円盤型のレドームでしょう。

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レドームは直径7.31mで厚さは何と0.76mあります。ここに収められた1分間に6回転する強力レーダーで広大な空域や地表面を監視することで同時に250個の目標を追尾し、30の要撃行動を管制できるとされています。

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小さな機体であるにもかかわらずE-2Cには大型機であるP-3CやC-130と同じパワーのエンジンが2基搭載されています。空母に搭載するための飛行機として開発されたため、地上の基地と比べればはるかに短い空母の甲板から素早く加速・上昇できるように機体の大きさには不釣り合いなほど強力なエンジンが搭載されたのです。また空母の格納庫と言う高さの制限がある空間でも面積が稼げるよう小さめの垂直尾翼が4枚という形状となりました。ちなみに4枚の内左から2枚目だけ方向舵がついていません。

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アメリカ海軍ではイージス艦や戦闘機から発射するミサイルで、水平線の彼方にいる敵航空機を撃墜するネットワークの構築を進めているといわれています。通常水平線の向こうはレーダーに映りませんが、飛行機からならこれを捉えることが可能となります。E-2Cのレーダーにより水平線の向こうの敵機を捉え、ミサイルを誘導してこれを撃墜するのです。このシステムが進化すると敵戦闘機を遭遇する前に撃墜してしまい、自軍の戦闘機はただ撃墜を確認しに行くだけということになるかもしれません。

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航空自衛隊がE-2Cを導入したきっかけは私が小学生の頃の衝撃的な事件でした。当時ソ連空軍の主力戦闘機だったミグ25が日本の領空に侵入して旭川空港に強行着陸したのですが、航空自衛隊のレーダーも戦闘機もこれを見失ってしまったというものです。
パイロットはアメリカに亡命し機体は分解して検査したうえでソ連に返還されて事件は落着しましたが、日本の低空レーダー網に弱点があることが発覚してしまいました。この事件はパイロットの亡命要求でしたが、侵攻目的であれば簡単に防空網を突破されてしまうことになります。そのためそれまで予算が認められていなかったE-2Cの導入が認められたのです。

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当初はソ連に対する防空の要であった三沢基地にのみ配備されていましたが、現在では南西諸島空域におけるスクランブルの増加に伴い那覇基地にも配備されています。
厚木基地の飛行機について調べていて忘れかけていた子供の頃の大事件が出てくるとは思いませんでした。

 

◆イベントで基地の中に入ってみた記事

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 ◆厚木基地で最もよく見る哨戒機P-3Cの任務に関する記事

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