これまで「厚木基地で飛行機の写真に挑戦してみた」という記事を2回にわたり掲載しましたが、厳密に言うと今回ご紹介する写真は全て私の自宅バルコニーから撮影したもので、厚木基地で撮ってきた物ではありません。
私の自宅は11階建てマンションの7階で西向きのため今の季節は朝起きると下記のような眺望となっています。
午前中は厚木基地の飛行機は北向きに離陸していくことが多いのですが、そうするとこのような景色を日常的に見ることになります。
私はこれまで写真の趣味はなくこういった風景も単に眺めていただけでしたが、当ブログを開設以来各地で写真を撮りまくるようになると、飛行機の写真もありだなと思うようになりました。
基地で撮影する場合と違い自宅の場合は機影がはるかに小さく、モニター越しだと針の先のような点にしか見えません。そのため機影を画像モニターに映し出すことからして大変なのです。これはという点を見つけて倍率を上げ、そしてピントを合わせてみて初めて飛行機がモニターに映ります。最近、地上のビルやマンションを目標にして探すようにしたところ上手くいくようになりました。
そして飛行機は横に動きますからカメラもそれに合わせて動かさなければなりません。倍率が上がっているので少しのブレで機影がモニターから外れてしまい、そうなるとなかなか戻せません。写真は奥が深いものです。
比較的よく見る飛行機です。海自のHPで見ると恐らく哨戒機のP-1ではないかと思います。
珍しく私の自宅上空へ向かって旋回してきた場面です。
同じく哨戒ヘリのSH-60Kではないかと思います。
昼頃よく見る飛行機です。いつも私の自宅上空を西に向かい、小田急相模原上空あたりで北に旋回します。恐らく横田基地に向かっているのでしょうが、一体どこから飛んできたのでしょうか。
かなり高い高度を南から北に向かっていた飛行機です。
これはC-130R輸送機だと思います。
米軍の警戒機だと思います。海自のHPには乗っていません。
せっかくなので富士山と飛行機が重なる写真を撮ろうと何回も挑戦してみました。
厚木基地では南向きに着陸する際、一旦基地の西側を北上してから旋回し、着陸態勢に入るというのが一般的です。富士山の手前で曲がってしまう場合が多いのですが、富士山とかぶるようにカーブしたり、一旦行き過ぎてから戻ってくることもしばしばあります。
哨戒機のP-3Cではないかと思うのですが、とある午前中少し高めの高度で北に抜けていきました。
予想通り旋回を開始しました。
絶好の高さで戻ってきました。この高さなら富士山の前を横切ります。
成功を確信したのですが、シャッターを押した際ほんの少しだけカメラがぶれてしまいました。飛行機の撮影は本当に難しいものです。
同じ日の午後、またしてもいい感じで着陸態勢に入った飛行機がありました。
機影をモニターから外さないよう右目でモニターを注視し、左目で富士山の位置を追いながらシャッターを押したらこうなりました。
午後だったため光線の関係であまり色鮮やかでなかったのが残念ですが、これが今までで一番よく撮れたと思う写真です。
哨戒機の写真は何とか撮れるようになりましたが、機体が小さくスピードの速い戦闘機はそうはいきません。倍率を上げて機影を大きくすると追いかけられなくなります。今のところこの2枚が精一杯です。
飛行機とは全然関係ありませんが2月17日の夜、金星最大光度の日に撮った写真です。バルコニーの手すりにカメラを固定し、ぶれないようにしてシャッターを押しました。上の方にある点が金星です。
はっきり言ってまぐれ当たりです。
世の中には満月の円の中に機影を入れ込んだ写真を撮るような強者もいます。カメラが趣味と自信をもって言えるようになるにはまだまだ練習が必要なようです。
◆厚木基地の北側の撮影ポイントについて説明した記事
minamimachida0706.hatenablog.com
◆基地周辺で最もよく見るP-3Cの驚きの性能
minamimachida0706.hatenablog.com