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〖御朱印〗建長寺に残る鎌倉時代の空気と和の世界観

今回は建長寺の御朱印をご紹介します。

鎌倉五山で第一位に格付けされ、円覚寺と並び鎌倉四大寺院の1つとされるだけあって、建長寺は他の寺院ともう全くと言っていいほど規模が違います。浄智時では門のすぐ前まで来ないと気付きませんでしたが、建長寺では門の前に観光バスが何台も止められそうな大きな駐車場があり、かなり遠方からでもわかります。

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北条氏の盤石な権力を象徴する建長寺

建長寺は鎌倉幕府第5代執権である北条時頼によって1253年に創建されました。この時代は承久の乱の鎮圧によって北条氏の権力基盤が定まり、その一方で京都朝廷の力が弱まって鎌倉が事実上の日本の首都となった時期になります。

実朝の死によって源氏が滅亡した後も鎌倉幕府は京都から将軍を招きますが、北条氏に不満を持つ第4代、第5代将軍を追放することにより幕府は北条氏の独壇場のようになりました。

盤石な権力基盤を確立した執権北条時頼によって創建された禅宗の寺院が建長寺なのです。

乃木坂46のジャケ写の撮影場所となった建長寺の「和の世界観」

地震や火災によって創建当時の建物は失われ、現在我々が目にするのはほとんどが江戸時代に移築もしくは再建されたものですが、全体として鎌倉時代を代表する禅寺としての空気が色濃く残されており「和の世界観」を感じることができます。

そのため乃木坂46の19枚目シングルのジャケット写真の撮影場所として浄智寺と並んで建長寺が選ばれました。

建長寺で御朱印を頂く際の注意点

建長寺も円覚寺と同様に総門の近くに御朱印所があっていったんここで御朱印帳を預け、帰りに受け取る仕組みになっています。しかし建長寺では御朱印を頂くことが出来る場所が全部で三カ所あります。赤で下線をした場所で御朱印を頂けます。

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御朱印所に御朱印帳を預けっぱなしにしていると回春院と半僧坊では御朱印が頂けなくなります。特に半僧坊を目指す方は途中で一旦御朱印所まで引き返すことをお勧めします。

「禅宗様式」が印象的な建長寺の伽藍配置

総門

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1783年に建立され1943年に京都の半船三昧院より移築されてきました。

総門から三門まで「桜のトンネル」状態でした。

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三門

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1775年に建立された重要文化財の三門です。

梵鐘(国宝)

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創建時の姿を現在まで保つ貴重な存在である国宝の梵鐘です。

仏殿

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本尊である地蔵菩薩像を祀る仏殿です。芝の増上寺にあった徳川秀忠夫人の霊屋を譲り受け、1647年に移築したものです。

地蔵菩薩

f:id:minamimachida0706:20171022142716j:plain建長寺が位置するこの場所はかつては地獄ヶ谷と呼ばれた処刑場で、地蔵菩薩を本尊とする寺院があったことから、禅宗の寺院でありながら釈迦如来ではなく地蔵菩薩を本尊としています。

法堂

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中央が重要文化財の法堂で1814年の建立です。他の寺院の講堂のような役割です。

広大な敷地に総門・山門・仏殿・法堂・方丈といった伽藍が一直線に並ぶ「禅宗様式」が印象的です。

法堂の天井画

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法堂の天井には日本画家の小泉淳氏により龍が描かれています。仏教において龍は仏の教えを人々に伝える存在です。

唐門

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方丈の入り口にある唐門です。仏殿と同じく増上寺の秀忠夫人の霊屋から移築したもので重要文化財です。

乃木坂46の撮影場所となった方丈の広間と水路

本来は住職の生活の場となる方丈ですが、現在では研修やイベントの会場としても使用され、総門と同じく京都の般舟三昧院より1943年に移築したものです。

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方丈の広間は乃木坂46の撮影場所ともなりました。

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方丈の庭園は国の史跡となっています。「心」という字を池の形にしたため「心字池」と呼ばれています。

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方丈の横を流れる水路は撮影でも使用されました。ジャケ写のアングルを再現するには水路の中に入って下から撮影しなければ無理なようです。

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御朱印が頂ける塔頭の回春院

この先の半蔵坊も大変におススメの場所なので、ここで満足して帰ってしまってはいけません。

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この先御朱印を頂ける場所が二カ所ありますので、一旦ここで預けた御朱印帳を受け取っておいてください。

 

半蔵坊へ向かう途中でこんな案内が貼りだされていました。

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建長寺の塔頭である回春院です。

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回春院の本堂です。

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本堂前の大覚池には大亀がいるという伝説があり、亀池とも言われています。

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法要の準備でばたばたしているようでしたが、御朱印には快く対応して頂きました。

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回春院の御朱印は大変に素朴なものでした。

見逃してはいけない半蔵坊

再び半蔵坊を目指します。

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半蔵坊への石段も撮影場所として使用されました。

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半蔵坊への最後の石段です。

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境内の最も奥にある建長寺の鎮守である半僧坊です。

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こちらからは、建長寺の伽藍から遠く相模湾まで見渡すことができます。

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こちらでは御朱印所とは別の御朱印を頂けます。

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半僧坊で頂いた御朱印です。

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天狗が飛び跳ねているような躍動感あふれる御朱印です。

元寇で断交した元へ送られた建長寺船とは?

鎌倉時代の最盛期には広大な寺領と壮大な伽藍を有して大変に繁栄していた鎌倉五山の他の寺院と同様に、建長寺もまた鎌倉以降度重なる火災や震災により創建当初の建物のほとんどを失いました。

建長寺の場合修復費用獲得のため、幕府公認で元へ建長寺船と呼ばれる貿易船が出されました。元寇で国交を断絶している元に出したのですから事の重大性がわかります。

また江戸時代には徳川家の支援を得ることができましたが、そこには宮本武蔵に登場する有名な沢庵和尚の進言もあったといいます。

文化財を維持していくことの大変さがこのような話からも伺うことができます。

御朱印

総門脇の御朱印所で頂いた建長寺の御朱印です。

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これまで数多く頂いた御朱印の中でも屈指の芸術的御朱印を頂きました。

◆鎌倉五山第二位の円覚寺の記事

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