酒と車と御朱印の日々

心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!信じる者は救われる!

マンション管理会社の社員はお部屋を訪問して鍵番号を調べたりはしない。

今日は鎌倉の明王院の御朱印について書くつもりでしたが、急きょ予定を変更し、マンションの鍵について書きます。
本日朝のニュース番組にて大きく報道されていましたが、病院に勤務する契約社員の男がマンション管理会社社員を装って一人暮らしの女子大生を訪問し、鍵を見せるよう求め、その場で鍵のメーカーと製造番号を控え、後日合鍵を作製して部屋に侵入したという事件が発生しました。「メーカーと製造番号を憶えて」と書いている新聞もありました。しかし製造元は2択ですが製造番号はアルファベットと数字が入り混じって10桁以上あり、見ただけで憶えられるものではありません。間違いなくその場で番号を控えたはずです。それにしてもよくぞこんな犯罪を思いついたものだと思います。

f:id:minamimachida0706:20161006211740j:plain私は不動産会社に勤務していますが、この事件は朝のミーティングで取り上げられ大至急全管理物件に注意喚起の掲示をするということになり、おかげで今日一日バタバタになりました。


賃貸物件の管理会社の場合、鍵については厳重に管理しています。万一の事態に備えて各部屋の予備キーは常備していますし、契約の際どの鍵を何本渡したか記録しています。賃貸物件は人の入れ替わりが頻繁にありますので、しっかり管理しないとトラブルにつながるのです。
分譲マンションの場合は事情が異なってきます。管理会社が扱うのはマンションの共用部分であり、鍵については専有部分になるため関わり合いをもつことはありません。新築分譲時にゼネコンから引き渡される鍵リストはあるので、竣工時はこうだったというのはわかります。しかし売買があって鍵交換されるとそれ以降管理会社ではわかりません。
最近では分譲マンションでも部屋の鍵を一本警備会社が緊急対応用に鍵庫で預かるというサービスも行われていたりしますが、その場合でも管理会社は極力専有部の鍵については関与しないようにしています。もちろん共用部の鍵については厳重に管理しています。


以前見た映画で、狙いをつけた人にめまいがしたようなふりをしてぶつかって鍵を叩き落とし、それをすぐに拾って手の中に持っていた粘土に押し当てて型をとり、何食わぬ顔をして丁重に詫びを入れながら相手に鍵を返すというシーンがありました。この型を使って鍵を複製して目的の建物に侵入するのです。
昔主流だったギザギザの鍵ならこれも可能です。

f:id:minamimachida0706:20161006211806j:plainしかし現在主流のいわゆるディンプルキーは簡単に複製できるものではありません。

f:id:minamimachida0706:20161006220914j:plain「専門業者に番号を連絡しなければ鍵の複製はできません」というのが売りの一つでしたが、番号の入手さえできれば複製に応じるインターネット業者があるというのは盲点でした。


朝のニュース番組では対応策として鍵番号を削ってしまうという方法を紹介していましたが、それはやめた方がいいと思います。番号を消した鍵は管理できませんから、退去して鍵を返却する際、業者によっては鍵を紛失した場合と同じ扱いを受けるかもしれません。


管理会社は各お部屋の鍵情報は把握しているので、アポなしでお部屋を訪問して確認するというようなことは絶対にありません。そのようなことを尋ねる人が来たら身分証の提示を求めてください。分譲マンションでも賃貸マンションでも管理会社は社員に従業者証明書を交付し、常に携帯させなければならない義務を負っています。私も常に持っています。


重要な情報については簡単に漏らしたりしないようにしてください。最終的には自分の身の安全は自分で守るしかないのです。おかしなことに対しては怪しいと思う感覚を身に着け、快適なマンションライフを送るようにしましょう。
次回不動産に関しては、ピッキング犯と鍵メーカーの長い闘いの歴史について書きたいと思います。

◆併せてぜひお読みいただきたいおススメ記事

minamimachida0706.hatenablog.com

minamimachida0706.hatenablog.com