ダブルマリッジという製法が特徴的なホワイト&マッカイは異なる原酒を混ぜ合わせた後に樽詰めして一定期間寝かせるという大変に手間のかかる工程で生産されており、のど飴のようなしっとりとした甘さを感じるスコッチウィスキーでした。
異なる原酒を混ぜ合わせて寝かせる「マリッジ」
ウィスキーにはシングルモルトとブレンデッドの2種類があります。シングルモルトは他の蒸留所のものと混ぜていない、単一蒸留所生まれのモルトウィスキー。ブレンデッドは樽ごとに違う味と香りを持つ複数のモルトウィスキーとグレーンウィスキーを混合し、まろやかな味に仕上げたものです。
蒸留所ごと、あるいは製品ごとに違う味わいとなるシングルモルトウィスキーに対し、ブレンデッドウィスキーはバランスの取れた味わいとなるという特色があります。
異なる原酒を混ぜ合わせた後、樽詰めして一定期間寝かせることをマリッジといいます。本来の意味は結婚ですが、こんな使われ方もあるのです。このマリッジにより個性の違う厳守は完全に混じり合い、まるで結婚したかのように一体化した調和のとれた味わいになるのです。
ダブルマリッジでより美味しくなったウィスキー
ホワイト&マッカイはダブルマリッジという2回のマリッジを経る製法が特色のスコッチウィスキーです。
まず35種類のモルトをブレンドしてオークの樽で一年寝かせます。これがファーストマリッジ。次にグレーンウィスキーとブレンドし、再びオークの樽で寝かせる。これがセカンドマリッジ。つまり2回の結婚でよりおいしくなったウィスキーです。
最近になってボトルがリニューアルされたようです。ウィスキーを生みだしたジェームズ・ホワイトとチャールズ・マッカイの名前に由来したブランドで、スコットランドで最も古い王室を先祖に持つホワイトがその紋章であるダブルライオンを会社のマークとしました。
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ストレート
濃厚で味に深みがあります。滑らかな舌触りで柔らかな甘さが特徴となっており、のど飴のような甘さを感じました。
ロック
氷を入れることにより味がスッキリとしたものになり、それにより特徴がくっきりとしてきたように思います。しっとりとした口当たりでトロリとした甘さです。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は横浜市の水源のひとつである道志川の清流水を詰めた横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし The Water」です。
トワイスアップ(1対1で氷をいれない)
ロックよりさらに柔らかく滑らかな口当たりになりました。トロリとした甘さで、後味がほんのりハッカ風味です。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
氷で冷やすことにより全体的にスッキリサラサラとした味わいとなりました。水に溶かしたのど飴という印象です。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用して作った完全に私好みの炭酸水を使用します。
炭酸の酸味と甘みが加わることにより味に厚みが加わったように感じます。グレープフルーツのような味わいで、意外に良かったと思います。
のど飴のようなしっとりとした甘さを感じた
全体的にバランスの取れた味わいで、のど飴のようなしっとりとした甘さを感じるウィスキーだと思います。以前はどこの酒売り場にも置かれていたのですが、最近は一部の成城石井かカメラ量販店の酒売り場でしか見ることが出来なくなりました。今回ご紹介したボトルは小田原の成城石井で発見しました。
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